線路沿い物件の売買・賃貸のメリット、デメリット

線路沿いの不動産
線路沿いの不動産

線路沿いの家って、住むのに抵抗感がありますよね。
でも、線路沿いの家って結構いい事もあるんですよ。

といいますのも私、不動産屋を経営しておりまして、
線路沿いのお家、何件も購入していただいた事があります。

今回は、線路沿いの家を売買する際の注意点と
線路沿いのお家の騒音対策についてまとめてみました。

現役不動産屋で、「不動産SNSウチカツ」という線路沿いの不動産売買を
匿名かつ無料で相談できるサイトを創っている私が
線路沿いの不動産のメリットや騒音対策について解説してゆきます。

線路沿いの不動産の売買、賃貸の相談は「ウチカツ不動産相談」がおススメ

不動産の売買、賃貸の際に第三者であるプロの意見に相談してみたいと思うことはありませんか?
そんな時に役立つのが「ウチカツ不動産相談」です。
ウチカツ不動産相談」は匿名かつ無料で線路沿いの不動産の売買、賃貸の相談が可能です。

しかし、ウチカツは不動産業者が無料で利用できる唯一のサイトであるため、多くの不動産業者が登録しており、様々な不動産業者に一括で不動産相談が可能です。

このような一括相談機能は「不動産SNSウチカツ」以外はありません。
複数の不動産業者に匿名で相談したいという方にはピッタリのサービスです。

著者プロフィール 


ドリームプランニング 高橋

株式会社ドリームプランニング 代表取締役 高橋樹人

法政大学工学部建築学科卒 2020年より同社代表に就任、ニッチな不動産でお馴染みURUHOMEを立ち上げ後、日本全国から不動産の悩みが寄せられる。不動産業界における高すぎる広告費の問題から、利用者と不動産業者のマッチングが適切に行われていない事を問題ととらえ、業界初の不動産業者も利用者も無料で利用できる不動産SNSウチカツ(UCIKATU)を2022年にリリースした。

騒音対策と売買の注意点について

線路沿いの物件のメリット・デメリット

線路沿いの物件については、電車の音がうるさくて住みづらいという印象がぬぐえない方もいらっしゃるのではないのでしょうか?

でも、線路沿いのお家に住んでいる方は、ほとんどの方がこう思っております。
「いや。普通に慣れるよ」と。

線路の音が嫌で引っ越すという方って自分の知る限りは聞いたことが無いのですが、慣れだと思うのですが、そんな線路沿い物件のメリット・デメリットについて解説していきます。

線路沿いの物件のメリット

線路沿いの物件は安い

物件が安いという事は、売る方、貸す方にとってはデメリットですが、購入する方や、借りる方にとってはメリットです。
やはり騒音が気になるという方の方が多いので、線路沿いの物件は安く購入、賃貸出来るというのが一番のメリットです。

希望のエリアで、希望の物件が無い場合は線路沿いの物件など視野に入れると良いと思います。

立地が良い所が多い

線路沿いの物件の場合、結構駅から近い物件が多いです。
駅から近い物件は、利便性でも防犯性でも優れている事が多く、騒音というデメリットに目が行きがちで、意外とメリットが見逃されています。

日当たりが良いことが多い

もちろん線路沿いの物件は、線路側に何も建っていないため、日当たりが良い物件が比較的多いです。
線路沿いは安全のために高い建物が少ないため、解放感もあります。

線路沿いの物件のデメリット

電車の騒音・振動がある。

騒音・振動は一番のデメリットです。
ただ最近の物件は窓がペアガラスになっているなどして、騒音は気にならなくなってきています。
しかし、物件を購入や賃貸する際は、電車が通っているときの騒音や振動をきちんと確認することをお勧めいたします。

埃などや視線気になる事があり、洗濯物が干しにくい

やはり電車の脇なので、ほこりが舞う事はあります。
それと、線路沿いの場合徐行運転をすることもあり、洗濯物を見られるのがちょっと恥ずかしいという問題もあります。

売却の際は安くなりがち

物件を売却する時は、やはり騒音が気になる方が多いので、売却には苦労する方が多い印象です。
ただ、後ほどご説明するような対策をすることで、そこまで安くならずに済むことがあります。

線路沿いの物件はどのくらいうるさい?

線路沿いの物件はうるさいと言いますが、はたしてどのレベルでうるさいのでしょう?
線路沿いの物件での騒音の結果と、音の大きさの比較をしてみました。

線路沿いの物件の騒音レベル

線路沿いの物件で、窓を閉めた状態、開けた状態で電車が通っている、通っていないと比較した場合、騒音レベルは以下の通りです。

窓を閉めた状態の住宅街の室内30デシベル
窓を開けた状態の住宅街に室内40デシベル
窓を閉めて電車が通っている状態60デシベル
窓を開けて電車が通っている状態70デシベル

(アパまぐより)

一番気になる、窓を閉めて電車が通っている状態の60デシベルは、普通の会話のレベルと同じ位の音量ですね。ただ、人は50デシベルの音量を超えると騒音と感じると言われているので、うるさいと感じる事はやむを得ないかと思います。

ささやき声30デシベル
図書館内40デシベル
静かな住宅街50デシベル
普通の会話60デシベル
電話ベルの音70デシベル
騒々しい街頭80デシベル
建設工事現場、地下鉄車内90デシベル
ガード下100デシベル
自動車の警笛110デシベル
飛行機エンジン近く120デシベル

(総務省HP 財団法人 小林理学研究所「音響の基礎」より)

ウチカツオ

窓を閉めて電車が通っている状態が、普通の人の話声と同じくらいだね

ビル君

人が騒音を感じるのが50デシベル、窓を閉めて電車が通る状態が60デシベルだから、やっぱりちょっとうるさいよね

線路沿いの物件に住んだ方の騒音に関する口コミ

線路沿いの住んでいる方の情報を見ると、やはり線路沿いの物件でも、皆さん慣れるようです。
ただ、神経質な方にはあまりお勧めは出来なさそうですね。

電車が通る時に窓を開けていると、うるさいです。
会話は途切れ、テレビの音は聞こえません。
ただ、窓を開けなければ、音はあまり気になりません。

線路沿いの家に5年住んでわかったメリットデメリット – まめてんライフ。 (mametenlife.net)

線路沿いに住んでいます。昨年、新築しました。確かに騒音はありますが、通過すれば静かになりますし、もうこの環境に慣れましたよ。
電車の種類もさまざまでして、軽量化している車両だと音も軽くあまりうるさくないです。いわうる、ガタンガタンと大きなうるさい車両もあります。窓を開ければ通過する時はうるさいですが、二重サッシなので締め切れば音は気になりません。
夜は本数も減って、夜中は通らないので二階の窓を開けて寝ることもでこます。新築当初は慣れずに始発の電車の音で目が覚めていましたが、人間って環境に慣れていくもんですね、今ではぐっすり寝ています。

線路沿いの生活ってどうなんですか?今、線路沿いの土地を購入し、家を建てるかを考え… – 教えて! 住まいの先生 – Yahoo!不動産

線路沿いの生活ってどうなんですか?今、線路沿いの土地を購入し、家を建てるかを考え… – 教えて! 住まいの先生 – Yahoo!不動産

線路沿いの物件って安い?

線路沿いの物件は、売買でも賃貸でもちょっと安くなります。

私も線路沿いの不動産を何度か仲介しておりますが、大体線路沿いでない近隣の不動産と比べて5~15%位は安くなる傾向があり、おおよそ8%位安い物件が多いです。

ただ、以前二重サッシにしているお家を仲介した時は、買主さんがほとんど気にならなかったようで、相場位で売却することも出来ました。

線路沿いの物件に対する対策

ここまで線路沿いの物件のメリット、デメリットを解説してまいりました。
ここからは、線路沿いの物件を購入してからの対策や、売却する際に高く売るためのコツをお伝えします。

音を抑えるために二重サッシや防音カーテンにする

既存の窓の内側に追加して窓を付ける事を二重サッシと言いますが、二重サッシにすることでかなりの音が軽減されます。
一つの窓辺り工事費込みで5万円~10万円程度なので、高額な出費にはなりますが、これから住む方にとっては騒音対策として、売却をこれから検討される方は、資産価値をアップさせるためにもつけると良いと思います。

防音サッシ
二重サッシ

また、防音カーテンを利用したり、線路側に家具を配置することで、多少の防音効果があります。

換気口など線路と逆側に配置する。

これから土地を買って家を建てる方には有効な対策です。
換気口も音の侵入口になりますが、入り口を遠ざければ少し騒音対策になります。
また、換気口につける「防音スリーブ」なるものがあり、音を和らげてくれる効果があります。

防音スリーブ
防音スリーブ

振動を抑えるため、地盤改良工事を行った物件を購入する

線路沿いの物件について、騒音より振動が気になるという方も結構いらっしゃいます。古い不動産は地盤改良工事が行われていない事もあり、軟弱地盤の上に建物が建築されている場合もあります。
また、新築といっても、地盤調査工事の方法によっては、地盤改良判定が出にくい方法もあり、地盤改良工事を行っていない物件も多数あります。

地盤改良工事
地盤改良工事

なので、線路沿いで新しく不動産を購入する際は、地盤改良工事をしているか、不動産業者に確認するようにしましょう。

線路沿いの不動産を高く売る方法

線路沿いの不動産を高く売るために、まず自力で出来る事は、上記のような特に騒音に対する対策を出来る限りする事です。

その上で、なるべく高く売ってくれる、若しくは高く買い取ってくれる不動産業者を探すことが一番です。

不動産SNSウチカツを利用して、売出価格査定をする

不動産SNSウチカツでは、不動産の売出価格の査定を、お好きな業者にお願いする事が可能です。不動産業者の紹介を見て、好きな不動産業者に査定を依頼できます。

「不動産SNSウチカツ」は様々な不動産屋に売り出し価格の査定を依頼できる

ウチカツが他の一括査定サイトと異なる点は、ウチカツは不動産業者からお金を頂いていない点です。その為、一般の一括査定サイトだと査定依頼を出来ない、中小の街の不動産屋さんから、大手の不動産業者まで、様々な不動産業者の中から、お客様のご希望にあった不動産業者に査定依頼を出来る事です。

ウチカツで買取査定を依頼する

ウチカツでは、不動産業者に買取り価格の査定依頼をすることも可能です。

「不動産SNSウチカツ」は買取査定も無料

一般的な不動産査定サイトでは、買取価格の査定は出来ませんが、ウチカツは不動産業者が無料で出来る唯一のサービスの為、買取業者も利用しており、お客様の希望の会社に買い取り価格を査定してもらうことも出来ます。

線路沿いの不動産の売買、賃貸で悩んだら

不動産SNSウチカツでは、売買、賃貸関わらず、様々な分野を専門とする不動産業者が登録している唯一のサイトです。線路沿いの不動産を借りたい、買いたい、売りたい、貸したいというあらゆる方が、自分のお悩みを匿名で相談して、一番気の合う不動産業者を探すことが出来る不動産相談機能もあります。

不動産の事で悩んだら、やっぱりウチカツだね

ウチカツ不動産相談は匿名で専門業者に相談できます

これから線路沿いの不動産の売買、賃貸をする方は、是非ウチカツ不動産相談を利用してみてください。匿名で相談できるうえ、線路沿いの不動産に詳しい不動産業者が、皆様のお悩みに丁寧にお答えいたします。

×

無料で不動産査定・不動産相談するなら『ウチカツ[UCIKATU]』