イエウールの運営会社である株式会社SPEEEはモバイルSEO事業から出発しました。SPEEEが不動産一括査定サイトイエウールをリリースしたのが、２０１４年頃、不動産業界でも一括査定サイトが流行り始めたのがちょうどその頃で、私の居た会社でも一通り一括サイトを使いました。

イエウールの特徴としては、売却査定出来る物件種別がとにかく多い(土地、一戸建て、マンション、ビル、店舗・事務所・倉庫、一棟マンション、一棟アパート、一棟ビル、農地、その他)事と、やはりモバイルＳＥＯの会社だったので、ＳＥＯ対策がとにかく強いという印象です。

不動産屋として使った感想は、とにかく査定依頼が来るのですが、「値段を知りたかっただけという方が大半なので、会社的に勝手に決められたから、面倒だけどやってる」という考えの営業がほとんどでした。

イエウールと調べると、予測検索で「怖い」「怪しい」などと出てくるので、このあたりについても、なぜこういう噂が出てしまうかなどについても、不動産業界内部の視点からも解説してまります。

著者プロフィール　

株式会社ドリームプランニング代表取締役　高橋樹人

法政大学工学部建築学科卒　２０２０年より同社代表に就任、ニッチな不動産でお馴染みURUHOMEを立ち上げ後、日本全国から不動産の悩みが寄せられる。不動産業界における高すぎる広告費の問題から、利用者と不動産業者のマッチングが適切に行われていない事を問題ととらえ、業界初の不動産業者も利用者も無料で利用できる不動産SNSウチカツ(UCIKATU)を２０２２年にリリースした。

イエウールの評判・口コミは？

コンテンツ

イエウールってどんなサイト

イエウールの概要

匿名査定　未対応
運営会社　株式会社SPEEE(東証スタンダード　２０２０年上場)
匿名査定　未対応
対応エリア　４７都道府県
提携不動産業者　2000社
利用料　無料
入力時間　５分
利用者　月間２万人
査定可能な不動産　土地、一戸建て、マンション、ビル、店舗・事務所・倉庫、一棟マンション、一棟アパート、一棟ビル、農地、その他

提携不動産事業者の多さは業界トップクラスです。国内の大手不動産会社はもちろんのこと、地元密着型の優良不動産会社など、全国の厳選2000社以上から選択し、査定可能。

クレームの多い不動産業者を排除しており安心して取引可能と謡っていますが、私の印象的にはクレームの多い不動産業者を排除しているというような印象はなく、所有者さんの売却の意思とは関係なく、無理にでも不動産業者に査定依頼を受けさせているという印象でした。

イエウール・一括査定サイトのビジネスモデル

イエウールに限らず、不動産一括査定サイトの問題点として、ただただ価格を知りたかっただけという方がとにかく多いことです。その原因として、アフィリエイト広告ビジネスがあります。

アフィリエイト広告というのは、一括査定サイトの会社が、ブログなどの運営者に売却査定一本あたり１万円ほどの報酬を払い、イエウールなどの「一括査定サイトを使って良かった」と口コミを書いてもらう広告モデルの事です。

また、イエウールなどの一括査定サイトは、査定一本を不動産業者に紹介するにあたり、１万円～２万円程度の紹介料を不動産業者から得ています。

これによって

「口コミを見た人から一括査定サイトに査定依頼が来る」
「一括査定サイトから口コミを書いた人に１万円程度の報酬が支払われる」
「一括査定サイトから不動産業者６社ほどに査定依頼を紹介する」
「紹介を受けた不動産業者６社より一括査定サイトに計６～１２万円ほどの紹介料が支払われる」

というビジネスになっているという形です。

要は、みんな広告収入の為に一括査定についてブログで良いことを書いてるだけってこと？

一括査定サイトへ誘導するようなブログは、ほぼ広告収入のために書かれたものだよよね

イエウール・一括査定サイトはアフィリエイトビジネス

以上の事から、イエウールなどの一括査定サイトはアフィリエイトビジネスだと分かります。アフィリエイトビジネスを否定するわけではないのですが、一般の方からの不動産売却の査定依頼に対して、イエウールなどの一括査定サイトの運営者には、５～１０万円ほどの利益がもたらされるという事です。

イエウール、一括査定サイトが怖い、怪しい、しつこいと言われる理由

ここまで書いて、なぜイエウールなどの一括査定サイトが怖いとか、怪しいとかしつこいとか言われるのか、分かった方はかなり勘の良い方です。

イエウールなどの一括査定サイトなどの紹介をサイト上でしている方の大多数は、広告収入の為に良いだけを書いている方がほとんどです。

例えば「私も使ってみたけど、ただ家の金額を知りたくて査定してみたけど、すごい親切に教えてくれた。だからイエウール超おすすめ！」とか

「親が高齢になってきたから興味本位で聞いてみただけだけど、全線OK！詳しくはここのサイトで査定してみて！」

みたいなノリで一括査定サイトを紹介します。

実際に、査定しているのは、イエウールではなく、イエウールから紹介を受けた不動産業者です。

しかし、不動産業者としては、この査定一本に対して１万円から２万円位支払っているので、興味本位の査定に対して、本気で売りたい方と同じように営業をかけなければなりません。

ここで、ブログ記事などを読んで興味本位で査定してみた人と、本気で売却の委任を取りにいかなければならない不動産業者の間で互いに不信感が生まれ、「怖い」「怪しい」「しつこい」という言葉が出てきてしまうのだと思います。

不動産業者はお金払ってるから必死だけど、査定を依頼した人はブログの口コミを信じてただ金額を知りたいみたいな感じで問い合わせしちゃうんだ？

不動産業者も高い広告費を払っている以上、ちゃんと追客しないといけないんだよね

しつこくない一括査定サイトはるのか？

基本的に不動産一括査定サイトは、どこも不動産業者が多額の広告費をかけているので、しつこくならざるを得ません。

しかし「不動産SNSウチカツ」には一括査定機能もついていますが、不動産業者から査定一本幾らという課金をしていない、唯一のサイトです。

これは、ウチカツが不動産一括査定サイトではなく、”不動産SNS”だからです。

そもそも、ウチカツは唯一純粋な不動産業者の出身者が創ったサイトで、開発者である私が、一括査定サイトのこういったミスマッチの問題を一番間近で見てきました。

一括査定サイトの全部を悪いとは言わないですが、お金儲けの為に適当な記事を書く人も居て、不動産業者もお金を払っている以上、真剣に対応せざるを得ないという状況の中で、お互いに不信感が生まれてしまっているのです。

そこで、ウチカツは業界初、不動産業者も無料で一括査定依頼を受けられる機能を付けました。また、不動産業者の評判や過去の相談履歴を見ながら、査定も出来るので、しつこくされることもありません。

ウチカツ不動産無料相談

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不動産SNSウチカツの誕生によって、劇的不動産査定が変わる

これにより、今までは資金力のある不動産業者しか査定に参入できなかったものが、ウチカツでは、中小の不動産業者も一括査定サイトに参入できるようになりました。

これによって、例えば、再建不可、市街化調整区域、共有持ち分などの訳あり不動産など、今まで一括査定サイトでは取り扱い出来なかった不動産でも査定可能になったのです。