隣家と接合されている戸建について

オーナーチェンジの戸建購入を検討しております。
登記簿では、平成17年築の木造2 階建て戸建なのですが、外観は右側の隣家(昭和末期頃の鉄骨造2 階建て)と接合されています。
前の家主は亡くなっており、隣家も当時の事情が分からないとの事です。
場所と接道が良い(駅近、再建築可)ので、前向きに検討しております。注意点をご教示頂けると助かります。
よろしくお願い致します。

moto
  • 一戸建て
  • 一般物件
質問日 2022/08/04 11:33:14 回答数1

回答一覧

moto様

こんにちは。オーナーチェンジの連棟式建物を検討していらっしゃるのですね。

注意点は幾つかございまして
1.基本的に連棟式建物は銀行の担保評価が出ないため、ローンが組めない
2.もしローンを組むとしたら、隣地の土地、建物所有者の方から許可を得て、切り離したうえで、切り離した建物が建築基準法上適法に建てられている必要があります。(建蔽率、容積率など)
3.切り離しをした際に、隣の建物も建築基準法上適法に建てられている状態、かつ、構造上安全な状態にしなくてはなりません。
(切り離したために隣の家が再建築不可や建蔽率・容積率オーバーなどになった場合、建物に瑕疵が発生した場合、隣の方に損壊賠償を請求される可能性がある)
4.敷地の所有権が共有か、共有でないかを確認する。
(敷地の所有権が共有の場合、建物を切り離せるとしても、敷地はあくまで共有なので、不動産の評価が低くなる傾向にあります)

連棟式建物は安くて良いと思うのですが、再建築するには共有関係を解消しないといけないので、法律的な面を考えると色々と注意点があります。
リフォームして永遠に利用し続けるというのも難しいので、切り離しもいずれ検討しなくてはならないのですが
切り離しの時に「隣地の建物が法律的に問題ない状態か」も確認しないと、将来的なトラブルの種になる事があります。

ですので、購入の際は、連棟式建物の売買に詳しい、専門の不動産業者さんに相談する事をお勧めいたします。