相鉄・東急直通線はどうなってるの?

相鉄・東急直通線はどうなってるの
相鉄・東急直通線はどうなってるの

神奈川県民なら一度は聞いたことがあるであろう、相模鉄道(相鉄)は近年になってJR・私鉄と直通運転を開始しました。2019年(令和元年)11月にJRとの直通運転、2023年(令和5年)に東急電鉄と直通運転が始まっています。

相鉄線は海老名と横浜を結ぶ本線と、湘南台と二俣川を結ぶいずみ野線があります。これまで東京都内に自社路線を持ってこなかったため、神奈川県民のみぞ知る路線というイメージが強くありました。
そのため、各私鉄との直通運転によって相鉄が都心に直結することは、特に沿線に住む方々にとっては大きな驚きではないでしょうか?

そこで今回ウチカツは、相鉄・東急直通運転の事業にフォーカスしてみました。相鉄沿線、東急沿線に住む方々、新幹線で新横浜駅を使う方は特に必見です。

著者プロフィール 


ドリームプランニング 高橋

株式会社ドリームプランニング 代表取締役 高橋樹人

法政大学工学部建築学科卒 2020年より同社代表に就任、ニッチな不動産でお馴染みURUHOMEを立ち上げ後、日本全国から不動産の悩みが寄せられる。不動産業界における高すぎる広告費の問題から、利用者と不動産業者のマッチングが適切に行われていない事を問題ととらえ、業界初の不動産業者も利用者も無料で利用できる不動産SNSウチカツ(UCIKATU)を2022年にリリースした。

相鉄・JR直通線/東急直通線の概要

相鉄・JR直通線/東急直通線の概要

相鉄・JR直通運転の概要

相鉄・JR直通線とは、相鉄本線西谷駅からJR東日本東海道貨物線横浜羽沢駅付近までの連絡線を新設し、相鉄線とJR線が相互直通運転を行うものです。2019年(令和元年)11月30日に横浜羽沢駅の敷地付近に羽沢横浜国大駅が新設され、相鉄とJRの境界となりました。これまで、海老名や西谷から都心へ行くには横浜駅を経由して乗り換えが必要でしたが、JRとの直通により、横浜駅を通らずに渋谷・新宿方面に向かえるようになりました

羽沢横浜国大駅
羽沢横浜国大駅
ウチカツオ

海老名方面から都内への通勤通学などが早く・便利になったね!

相鉄・東急直通運転の概要

相鉄・東急直通線は、JR東日本東海道貨物線横浜羽沢駅付近から東急東横線日吉駅までの連絡線を新設し、相鉄線と東急線が相互直通運転を行うものです。2023年(令和5年)3月18日より、羽沢横浜国大駅から新横浜駅を相鉄新横浜線として、新横浜駅から日吉駅間を東急新横浜線として開通しました。東急新横浜線に関しては、新横浜駅と日吉駅の間に新駅となる新綱島駅が創設されました。

新綱島駅
新綱島駅

相鉄・東急直通運転により、相鉄線は東横線と目黒線に直通しました。相鉄・JR直通線で開通した西谷駅から羽沢横浜国大駅を通じて、新幹線駅である新横浜駅や目黒・渋谷方面に横浜駅で乗り換えることなく行くことが出来ます。 

相鉄本線の場合 
もう少し詳しく見てみると、相鉄本線かいずみ野線を利用するかで、都心方面の行先は異なります。まず、相鉄本線の場合は、始点の海老名駅から西谷、そして相鉄新横浜線で西谷から新横浜駅を通ったのち、東急目黒線と乗り入れすることになります。つまり相鉄本線で都心に向かう場合、最終的に目黒に向かうことになります。

相鉄本線の海老名駅から東急目黒線方面の路線図

いずみ野線の場合
次にいずみ野線の場合を見てみましょう。湘南台から始まり西谷駅から相鉄新横浜線で新横浜に向かったのち、東急東横線と乗り入れすることになります。東急東横線は渋谷へ向かうため、いずみ野線は最終的に渋谷方面へ向かうことになります。

相鉄いずみ野線の湘南台駅から東急東横線方面の路線図

では相鉄本線から相鉄・東急直通線で渋谷方面、またはいずみ野線から目黒方面に向かうことは出来ないのかというと、そういうことではなさそうです。東横線直通列車を利用したうえで東急線内で目黒線方面へ乗り換え、目黒線直通列車で東急線内で東横線へ乗り換えることが出来ます

希望ヶ丘駅から渋谷方面に向かう場合
例えば、乗り換え検索アプリで、相鉄本線内の希望ヶ丘駅から渋谷方面に向かう場合を見てみましょう。希望ヶ丘駅から相鉄・東急直通線で武蔵小杉駅まで向かい、そこで乗り換えて渋谷方面に向かっています。乗り換えると言っても、武蔵小杉駅の場合なら3番線(目黒方面)と4番線(渋谷方面)は隣同士ですので、武蔵小杉駅についたら、隣のホームに行くだけです。

相鉄本線の希望ヶ丘駅から渋谷方面に向かう場合のアクセス武蔵小杉駅立体図
武蔵小杉駅立体図:東急電鉄サイトより

相鉄・東急直通運転と新横浜駅

相鉄・東急直通運転により、新幹線駅である新横浜駅に乗り換えずにいけるため、東海道新幹線へのアクセスも高まりました。
これまでは、相鉄線沿いの人が新横浜駅に行く場合、横浜駅で乗り換える必要がありました。
横浜駅からJR横浜線、または市営地下鉄線を使って新横浜駅に向かっていたわけです。しかし、相鉄新横浜線の開通により、新横浜駅にダイレクトで向かえるようになりました。
これにより、相鉄線から新横浜までの所要時間はぐっと縮まりました。相鉄線主要駅から新横浜駅間の所要時間は以下の通りです。

相鉄主要駅~新横浜まで開通前の所要時間*1開通後の所要時間*2
二俣川~新横浜  最速33分  約11分
大和 ~新横浜  最速40分  約19分
海老名~新横浜  最速45分  約25分
湘南台~新横浜  最速47分  約23分
相鉄・東急直通線開通前と開通後の所要時間

*1 乗り換え検索アプリで横浜駅乗り換えの場合
*2 相模鉄道公式サイトより

横浜駅に近い駅周辺に住む人は、横浜経由の方がまだ早いかもしれません。しかし、横浜駅から遠い人は今回の直通運転により、新幹線への利便性が高まったでしょう。

ビル君

都心方面だけでなく、新横浜駅へのアクセスもより便利になったね!

相鉄線が都心乗り入れした

都心直通プロジェクトの背景

相鉄線の都心乗り入れ構想は2000年(平成12年)より本格的に始まりました。その後、2010年(平成22年)に起工式が行われ、5年後の開業を目指していました。しかし、予想以上に建設工事が難航したため、4年遅れて2019年に相鉄・JR直通線が、2023年に相鉄東急直通線が開通しました。
相鉄線は長らく神奈川県内だけで運営を続けてきましたが、どうして今、都心乗り入れを始めたのでしょうか?
直接的な理由をここで記すのは難しいですが、東急株式会社常務執行役員である東浦亮典は著書「東急百年 私鉄ビジネスモデルのゲームチェンジ」でこれからの私鉄会社の沿線開発について以下のように記しています。

  • 高度経済成長期は私鉄各社は自社圏で鉄道整備・都市開発・住宅開発を推進すれば自然と企業は成長できた。
  • これからは人口減少・少子高齢化により、消費購買力・地域経済力が落ちると予想される。そのため、積極的に鉄道をネットワーク化し、人の流れを増やさなければならない。
  • また、自社路線に魅力がなければ沿線住民は減少する。そのため人の流れを良くしても、他社路線に魅力があれば、お金が他社路線に流れる。そのため自社沿線をより魅力的なまちにすることは大切である。

 そして、相鉄線の都心乗り入れに関して、以下のように記しています。

  • 相鉄線はどこの路線とも相互直通運転をしておらず、都民にとってほとんど利用機会がなかった。そのため神奈川県民だけがもっぱら利用するような「地域密着路線」というイメージが強かった。
  • 相鉄線にとって最大のターミナル駅は横浜駅であったが、沿線地域の高齢化・少子化を考えると、都心乗り入れは重要だったと考えられる。
  • 相鉄線は沿線開発のイメージは希薄だが、近年は海老名駅周辺の急速な開発に見られるように、沿線開発に力を入れ始めてきた。都心乗り入れは相鉄線にとって沿線開発のチャンスである。

人口減少・少子高齢化社会である令和の時代は沿線人口は減る一方です。長く神奈川県にのみとどまっていた相鉄線が都心乗り入れしたのは、そのような人口減少・少子高齢化による沿線住民の減少が念頭にあったことが読み取れます。都心に乗り入れることで、東京に仕事や学校がある人も、乗り換えせずに東京へ向かうことができます。職場や学校が東京にある人にとって、相鉄沿線沿いが住む町の候補となり、沿線人口の増加につながります。

都心へのアクセス改善に加えて、相鉄沿線人口を増やす戦略に欠かせないのは、相鉄沿線を活性化させることです。次節では令和期の相鉄の沿線まちづくりを見てみます。

 相鉄線のまちづくり

相鉄が描く暮らしやすさとは~いずみ野線のまちづくりから見る~

人口減少・少子高齢化社会に突入した21世紀において、相鉄のまちづくりは「暮らしやすさ」を重視しています。それは沿線に住宅を建てるだけでは不十分です。
人々が暮らしやすいと感じるには、生活に必要な機能・施設にアクセスしやすいことが求められます。住みやすい家はもちろん、職場、学校、病院、公園やスーパーなどが近くにあれば沿線地域は魅力的に映るでしょう。

いずみ野線は1976年(昭和51年)に二俣川~いずみ野間で開業し、1999年(平成11年)にいずみ中央~湘南台間が開業しました。西には湘南台方面、東には横浜方面、そして相鉄・東急直通線による渋谷・目黒方面にダイレクトでつながったいずみ野線。ここにはどんな「暮らしやすさ」があるのでしょうか。
ここではいずみ野駅、弥生台駅、南万騎が原駅周辺のまちづくりを見てみます。

いずみ野駅周辺

いずみ野駅周辺はもともと田畑や森林が広がっていました。駅開業に併せて森林を切り開いて住宅街となり、横浜のベッドタウンとして発展してきました。暮らしやすさ向上のため、いずみ野線周辺のリノベーションに着手した相鉄は、「いずみ野線沿線駅前街区リノベーション計画」の第一弾としていずみ野駅周辺の開発に乗り出しました。

2014年(平成26年)、いずみ野駅北口側に相鉄ライフがオープンしました。スーパーのそうてつローゼン、銀行、ドラッグストア、眼科などが入りました。2016年(平成28年)にはショッピングセンターであった「いずみ野フォンテ」跡地を利用して第2期がオープンしました。このように住宅に加えて買い物や日常生活に欠かせない機能を持った施設がいずみ野駅を中心として集まりました。

地価からみる「いずみ野駅」周辺

南万騎が原駅周辺

次なるプロジェクトは南万騎が原駅周辺でした。この地域ではいずみ野線開業前に合わせて、1960年~1970年代にかけて郊外型住宅地が発達していました。また1970年代には駅前に商業施設を誘致できる計画が建てられました。こども自然公園などの自然豊かな場所もあり、自然あふれるまちのイメージも強くあります

しかし、駅周辺の戸建て住宅は1970年代のいずみ野線開業に並行して建てられたため、このエリアでは高齢化が進行してきました。さらに、駅前商業施設の老朽化という課題もあったため、2015年より「南万騎が原駅周辺リノベーションプロジェクト」が始まりました。これにより、駅前商業施設の再開発だけでなく居住者の世代循環にも焦点が当てられました。

駅周辺の居住者の世代循環とは何でしょうか。
相鉄によると、まず駅周辺に若年層向け賃貸住宅や高齢者向け住宅を用意します。これにより郊外の高齢者や沿線外の若者を呼び込みます。空いた郊外の戸建て住宅には、沿線外の子育て世帯や若者に住んでもらいます。駅前の高齢者住宅に空きが出たら、郊外の高齢者を駅前に移住してもらい、空いた郊外戸建てに若年層を再び呼び込みます。相鉄グループによると、住宅の住み替えをスムーズに進行するためのサポート体制を用意しているとのことです。

多様な世代・ライフスタイルに対応した街づくり
駅前には、賃貸・分譲住宅に加え、サービス付き高齢者住宅を整備。郊外から高齢者を駅前に誘引し、空いた郊外の戸建住宅に若い世代・子育て世代を沿線外から呼び込む世代循環による持続可能な街づくりを目指しました。相鉄グループとして、このプロジェクト内の住宅への住み替えを考える方々のために自宅売却などをサポートする「住み替え応援メニュー」を用意して住み替えを促進。2016年4月にオープンした商業施設内には、認可保育園や子育て支援施設、生活利便施設などを誘致しました。((株)相鉄アーバンクリエイツwebサイトより)

住み替え循環モデルイメージ
住み替え循環モデル イメージ(「都市住宅額97号」より)

相鉄不動産のホームページによると駅前に独身・ファミリー・高齢世帯にそれぞれあったマンションが紹介されています。

駅前に多世代に必要な機能を集約したみなまき駅前 イメージ
南万騎が原みなまきみらいプロジェクト(相鉄不動産上webサイトより)

どのような世代にも暮らしやすい住宅に加えて、高齢者施設、認可保育園、子育て支援施設も駅周辺に併設することで、駅周辺の暮らしやすさを確保しています。

地価からみる「南万騎が原駅」周辺

弥生台駅周辺

弥生台駅のまちづくりでも外せないのは、駅前近くの商業施設「相鉄ライフやよい台」です。
老朽化していた以前の施設を1.5倍に拡大し、スーパーマーケット「そうてつローゼン」も駅前広場の一画としてオープンしました。
また、相鉄ライフ内に総合病院の国際親善総合病院を誘致したことも特徴的です。今では病院、銀行、スーパー、レストランなど複数の機能を持った施設が相鉄ライフに集積しています

地価からみる「弥生台駅」周辺

地価からみる相鉄線沿線の人気の高さ

ここでは相鉄線内の地価公示の変動を見てみましょう。相鉄線沿線の駅周辺のエリアでは、相鉄・JR直通線、相鉄・東急直通線の前後で価格が上がっております。

地価公示・地価調査[基準地価] (2023年 ~ 1989年) – 全国地価マップ を参考。各駅に一番近い場所を選定。地価の年度は相鉄・東急直通線が開通した2023年、相鉄JR直通線が開通した2019年、それ以前の2015年(2015年のデータがない場合は一番古い年度のデータ)の3つを選定。

羽沢横浜国大駅周辺

神奈川県横浜市神奈川区羽沢南3丁目348番70[住宅地]
【地価公示 – 2023年  上昇 105.26%
  2023年 220,000円
  2019年 184,000円
  2015年 165,000円 

公示地価の対象地となっているもので、最も駅から近い箇所は、駅から徒歩9分程度の住宅地です。最寄りの「羽沢横浜国大駅」が出来るまでは相鉄線「上星川駅」まで、高低差が50m程ある坂を下らなければならず、非常に不便な場所でした。
そのため、相鉄線の都心乗り入れプロジェクトが始動した2010年頃には159,000円/㎡ほどの価格でしたが、2023年には220,000円ほど(1.38倍)まで上昇しました。特に相鉄・JR直通線が開通した年の地価上昇率は高く、2019年から2020年にかけては1.08倍になりました。2023年は上昇率が1.05倍ほどでしたが、それでも神奈川区の住宅地の中では上昇率が1位となっております。

用途住宅地
地積126㎡
利用の現況住宅
施設水道 ガス 下水
最寄り駅羽沢横浜国大
駅距離750m
建蔽率50%
容積率100%

二俣川駅周辺

神奈川県横浜市旭区二俣川1丁目2番5[商業地]
【地価公示 – 2023年  上昇 105.8%
  2023年 529,000円
  2019年 450,000円 

二俣川駅の最寄りの地価公示が公表されている所は、駅から徒歩1分の学習塾がある地点です。
二俣川駅は、2018年に駅前の「ジョイナステラス二俣」が開業し、2019年の相鉄新横浜線の開通時から統計開始されていますが、順調に地価は上がっています。
2023年夏にはしばらく手つかずだった北口の商業施設「相鉄ライフ二俣川」が改修され、「ジョイナステラス二俣川」の新館としてリニューアルオープンするため、利便性が向上し、更なる値上がりが期待できます。

用途商業地
地積445㎡
利用の現況住宅 店舗 その他
施設水道 ガス 下水
最寄り駅二俣川
駅距離180m
建蔽率80%
容積率400%

海老名駅周辺

神奈川県海老名市中央2丁目138番4[商業地]
【地価公示 – 2023年  上昇 102.13%
  2023年 287,000
  2019年 267,000円
  2015年 240,000円 

海老名駅西口は田畑が広がっており、目立った商業施設はありませんでしたが、2012年12月に「海老名駅西口土地区画整理組合」が設立され、2015年10月29日に「ららぽーと海老名」が開業しました。ららぽーと海老名は全国で10番目のリージョナル型ショッピングセンター(店舗面積4万㎡以上の大型ショッピングモール)であり、海老名市内で最も広い商業施設です。
対象地は海老名駅から10分程度のテナントビルですが、ららぽーと開業の影響からか、2014年位まで横ばいだった不動産価格が2015年から上昇に転じました。

用途商業地
地積357㎡
利用の現況銀行
施設水道 ガス 下水
最寄り駅海老名
駅距離150m
建蔽率80%
容積率400%

弥生台駅周辺

神奈川県横浜市泉区弥生台60番13[住宅地]
【地価公示 – 2023年  上昇 100.81%
  2023年 248,000円
  2019年 252,000円
  2015年 244,000円 

弥生台駅周辺は、1988年の460,000円/㎡をピークにバブル崩壊後、2005年の229,000円/㎡まで下落が続きましたが、それ以降ほぼ横ばいに推移しております。対象地は駅から6分ほどの住宅街の中で、弥生台駅周辺は「弥生台駅前街リノベーション計画」として2017年10月に「相鉄ライフ 弥生台」が建て替えられ、駅前広場の整備も完了しました。
弥生台においては、相鉄線のJR・東横直通運転や駅前再開発の不動産価格への影響は極めて少ないと言えます。

用途住宅地
地積177㎡
利用の現況住宅
施設水道 ガス 下水
最寄り駅弥生台
駅距離500m
建蔽率40%
容積率80%

南万騎が原駅周辺

神奈川県横浜市旭区柏町35番7[商業地]
【地価公示 – 2023年  上昇 101.12%
  2023年 270,000円
  2019年 261,000円
  2015年 243,000円 

南万騎が原の対象地は駅から徒歩1分程度の低層の商店となっております。価格は地下公示の調査開始の1994年から2006年の間に610,000円/㎡だった価格が226,000円/㎡まで下落しました。
その後2023年には270,000円/㎡まで持ち直しております。南万騎が原駅前では「南万騎が原駅周辺リノベーションプロジェクト」が2015年にスタートし、やや上昇を続けている事から、不動産価格に対する駅前再開発や都心乗り入れの影響はあるようです。

用途商業地
地積111㎡
利用の現況住宅 店舗
施設水道 ガス 下水
最寄り駅南万騎が原
駅距離300m
建蔽率80%
容積率300%

いずみ野駅周辺

神奈川県横浜市泉区和泉町5732番9[商業地]
【地価公示 – 2023年  上昇 102.95%
  2023年 279,000
  2019年 270,000円
  2017年 265,000円 

いずみの駅での対象地は駅1分程度の雑居ビルとなっており、駅前再開発があった北口とは反対の南口にあります。
価格としては2017年の調査開始からやや上昇傾向にあり、駅前再開発や都心乗り入れの影響が少し感じられます。

用途商業地
地積150㎡
利用の現況店舗 事務所
最寄り駅いずみ野
駅距離120m
建蔽率80%
容積率300%

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